結婚式二次会といえば、友人や同僚などを招き、みんなで和気あいあいと余興やゲームなどを挟みながら進行する形を思い浮かべる人も多いでしょう。とはいえ、結婚式二次会には「このようにするべき」という決まりはありません。
友人や同僚だけでなく、お世話になっている方や親、親族などを招く場合もありますし、また、余興やゲームの有無、演出の仕方などもさまざまです。新郎新婦共通の趣味・特技を活かした余興をおこなったり、ゆかりのある方に余興を依頼したりと、オリジナリティを出した内容を心がけると、楽しいパーティになることでしょう。
もちろん、余興やゲームが絶対に必要ということはありません。せっかく出席してくれたゲストの方々とじっくり話したいからと、歓談の時間を多めにとるカップルもいます。挙式・披露宴では、基本的にゲストと話す時間があまりありませんから、挙式・披露宴と二次会の両方に出席する方とは、二次会で会話を楽しめるようにしておくのも良いかもしれませんね。
内容には特に決まりがなく、いろいろな演出が可能な結婚式二次会。会場のタイプも、内容や新郎新婦の意向によってさまざまです。一般的にはレストランでのビュッフェスタイルが多いようですが、ホテルの宴会場や、余興の内容に合わせたパーティスペースなどが選ばれることもあります。
会場を選ぶときの大きなポイントのひとつとなるのが、着席、立食どちらのスタイルにするかです。
関東や関西は立食、東海は着席スタイルが多いようです。
~立食スタイル~
立食スタイルでは、会場の広さに対し、着席スタイルよりも多くのゲストを招くことができます。また、席を決めないことで、ゲスト同士の自由な交流が生まれやすいのも、この立食スタイルのメリットといえます。
その反面、ゲスト側からすると、着席できないため落ち着かない、疲れる、などのデメリットも考えられます。
立食にする場合は、あらかじめゲストに「立食スタイル」ということを伝えておくとよいでしょう。
~半立食スタイル~
ゲスト同士の交流が生まれやすいメリットがある半面、ゲストが立ち疲れてしまうというデメリットがある立食。完全着席にするとゲストは疲れないが、同じ席に座りっぱなしになってしまいテーブル同士の交流しか生まれなくなる。
そのため、完全な立食ではなく、半立食(テーブル周りには椅子を置かず、壁際などに並べて置いておく形)にして、疲れたゲストが休めるように配慮するスタイルも人気です。
~着席スタイル~
着席スタイルは、ゲストが座ってゆっくりとパーティを楽しむことができます。歓談の際も、同じ席になった人たちが交流しやすいというメリットがあります。
デメリットとしては、立食スタイルよりも招待できる人数が少なくなってしまうこと。また、立食スタイルと比べると、どうしても会費が高くなってしまいがちです。
また、着席スタイルの場合、ゲストの席次を固定しておくこともありますが、ゲスト同士で自由に交流してほしい場合は、特に席次を決めず、好きな席に座ってもらうという方法もあります。