1番人気≪名駅≫
東海地方の中心、なんといっても名駅。
披露宴会場も二次会会場も、現在は名駅に集中している状況。
大名古屋ビルヂング、JPタワー名古屋、JPゲートタワー、第二豊田ビルがオープンし、ますますの盛り上がりを見せている。
またリニア中央新幹線の開業に向けて、名鉄名駅再開発計画も動き出しており、
駅前は大きく変貌することになる。JR・地下鉄・名鉄・近鉄といったすべてが集結する名駅は、ゲストの利便性を考えると、二次会会場の立地としては最適。今や「二次会のトレンドは名駅」である。
2番人気≪栄≫
名駅に次ぐ2番目の街、栄。
名駅にタワーズができる前は、栄が東海地方一番の繁華街だったため、今でも二次会会場なら栄の方がいいと思っている方も多いかも。
二次会向けの会場は名駅の方が多いが、飲食店は栄もかなりの店舗数である。
バーやクラブ、キャバクラなどの多種多様なお店が揃っている地域でもあり、3次会の場所には困らない。名城線・東山線・名鉄瀬戸線の駅もあるので、名古屋市内在住のゲストが多い場合には栄も根強い人気がある。
3番人気≪伏見・丸の内≫
名駅・栄の間や隣という位置づけで、控えめな伏見・丸の内。
桜通線や鶴舞線も通っており、名古屋市内のゲストが多い場合には意外と便利な場所である。
栄や名駅まで1駅、タクシーでも1メーターほどの距離で使いやすい。
オフィス街のため、土日は比較的静かで落ち着いた雰囲気。
欄外≪結婚式と同じ会場≫
結婚式場の増加により、結婚式場でそのまま二次会を開催するカップルも多い。
披露宴会場での二次会開催を検討中のカップルは次のことに注意しておこう。
①披露宴お開きから二次会開始までの時間は1時間程度に!
同じ建物内で時間をつぶさなければならないため、長くて1時間が限度。名駅や栄など近くで時間をつぶせるところがあれば、1時間以上空いていても大丈夫。
【リアルエピソード】
先輩カップルからのアドバイス: 「披露宴会場と同じ会場の方がゲストも楽で喜ばれるはず」と考えるのは思い込み。もしプランナーさんに言われたとしたら式場の思惑に乗せられているかも。披露宴後、新郎新婦は、まずゲストのお見送り、写真撮影、控室で簡単な食事、着替え、お直しなど やることがいっぱいです。その間、披露宴会場周辺でゲストは待たなければいけないという知った上でゲストへ配慮した方がいいです。(30代前半女性)
②披露宴と同じ部屋は避けよう!
披露宴から出席するゲストは、既に3時間以上過ごしている建物や部屋のため、新鮮さはなく飽きてしまう。
また同じ披露宴会場の場合、料理の味付けも似たようなテイストになるのがネック。披露宴とは異なるジャンルの料理を出すと喜ばれる。
【リアルエピソード】
先輩カップルからのアドバイス: 「披露宴会場はステキだからゲストはきっと喜んでいるはず」と考えるのは思い込み。一歩足を踏み入れた時は感嘆の声が出るような会場も、挙式前から二次会終了まで8時間余り同じ建物にいるのはさすがに飽きてくるそうです。せめて披露宴をしたところと違う部屋にするのがいいかなぁと。(20代後半女性)
③二次会から出席するゲストの利便性も考えて!
名駅・栄などの中心部での披露宴会場であれば、二次会からのゲストの利便性もよく問題無い。白壁や八事、瑞穂、名古屋港など、立地の悪い披露宴会場でそのまま二次会開催の場合は、あらかじめタクシーチケットを渡しておいたり、シャトルバスを出すなどの配慮が欲しい。
【リアルエピソード】
先輩カップルからのアドバイス:「素敵な披露宴会場なんだから、少々遠くても喜んで来るはず」と考えるのは思い込み。一シャトルバスがあるから大丈夫!と思っていたら、二次会の時間帯は間引き運転になることを2週間前に知りました。結局シャトルバスが使えなくてタクシーチケットを人数分発行し、余分な出費になってしまいました。(20代後半女性)
④二次会は結婚式よりも「飲み物」に比重を置いて考えて!
二次会は結婚式よりも「飲む」比率が高くなるので、料理よりも飲み物に比重を置いて考えた方がよい。式場やホテルの二次会プランでは飲み物が「ビール・ウーロン茶・オレンジジュース」しかない!ということもよくある話。二次会を予約する前に二次会プランの飲み物も確認しておこう。せめてワインやカクテルがほしいところ。
【リアルエピソード】
先輩カップルからのアドバイス: 「立派な披露宴会場だから飲み物の種類くらい少なくても問題ないよね」と考えるのは思い込み。一プランナーさんに言われるがままに抑えた二次会会場。1ヶ月前になって内容を聞いてみたら、飲み物はビールとウーロン茶・オレンジだけだった。1人当たり500円追加で赤白ワインとカクテル3種、1000円追加で焼酎とカクテル15種追加という料金設定で、結局追加せざるを得ない状況になり、70名分の70000円の出費が出てしまった(20代前半女性)
披露宴会場は飲食代や会場費が高額なため、会費設定も8500円~9000円と高めになる傾向がある。
会費が高かったり、立地が悪かったり、時間が遅かったりすると参加率が下がり、結果的に残念な思いをすることも。
ゲストは新郎新婦を祝福するために集まってくれている。自分たちの好みや都合に執着するのではなく、ゲストのことを一番に考えて、ゲストに感謝の気持ちを伝えられる会にしよう。
会場を決定する前に確認しておこう!
①人数
会場には「最低保障人数」と「最大収容人数」があります。声を掛ける人数より多くなることはほとんどないので、声を掛ける人数を最大人数として考えておこう。
最低保障人数を下回った場合は、不足人数分の料金を支払えば開催できないわけではありません。
②レイアウト
柱のない見渡せるレイアウトの会場がおすすめ。ゲスト席から新郎新婦席が見えないのは、せっかく来てくれたゲストもがっかりしてしまいます。
③控室の有無
当日会場に到着してから入場までの休憩や、お開き後の着替え、荷物置き場などに使えるので、控室はあった方が何かと便利!個室がベストだが、個室でなくても従業員更衣室やパーテンションを利用したスペースでも何かあるとGOOD!
④利用時間
準備30分→受付30分→二次会2時間→片付け30分=合計3時間30分の会場がほとんど。
名古屋中心部で人気の日(土曜日や日柄のよい日曜日)は、2部制を設けている会場もたくさんある。
2部制の場合は、17時スタート(16時30分受付)または20時スタート(19時30分受付)のどちらかでないと、予約ができない。披露宴のお開きが15時30分~17時の場合は、どちらも不便になってしまうので会場の選択肢が減ってしまう。
⑤料理の形式
会場によってビュッフェか大皿のどちらかが決まっていることが多い。前菜は大皿で、その後はビュッフェという会場もある。ビュッフェにも大皿にもどちらにもメリット・デメリットがあるので、希望がある場合は確認しておこう。
⑥喫煙
最近の披露宴会場は禁煙がほとんど。それに伴い二次会会場も禁煙の会場が増えている。喫煙者が多く会場内で喫煙したい!という場合は、喫煙可能な会場を選ぼう。
⑦追加料金
飲食代以外にかかる料金を確認しておこう
■持込料・・・ケーキなどの飲食物や衣装にかかる場合がある
■延長料金・・あらかじめ延長する場合はもちろんだが、当日の進行が押して規定の時間を過ぎた場合に延長料金がかかる会場もある。
■申込金や前金・・1万円~3万円または、見込総額の10%ほどを予約金として支払わなければならない場合がある
■子供料金・・・子供が参加する場合の料金。
■演出使用料・・DVDを上映するためのプロジェクターやスクリーン、控室、イーゼル、キャンドルサービスなどの使用料
■当日増減料金・・当日キャンセルゲストや追加ゲストの料金のシステムを確認しておこう。当日追加ゲストはフリードリンクのみの料金でよい場合もあれば、1人分の飲食代がかかる場合もある。